信用情報に載る個人のデータ
具体的に信用情報に掲載される個人の情報はどこまでの範囲なのか。一般には氏名・年齢・性別・家族構成から始まり、次に所持している不動産や年収、住んでいる住宅や勤め先の属性、現時点で借り入れしている件数と金額のトータル、公共料金の支払い履歴等と言われています。こうして列挙してみると公にすることがほとんどない情報ばかりだという点に改めて気が付きます。個人情報保護法の下、個人のデータの管理の徹底や外部漏洩の予防に力が入れられている昨今ではこうした外部に漏れることがない情報を扱うことには非常に神経質になっており、おいそれ外部の人間がこれら信用情報の細かい内容を知ることはできません。信用情報を参考にすることでその人の支払い能力の有無を判断したり、家族構成から支払う必要のある公共料金やローンが残っているかなどを客観的に判断します。審査の過程で問題があると判断されるとカードの発行だけでなく借り入れの拒否や、車や不動産の購入ができない場合があります。脛に傷がある身でもなければそこまで意識する必要はありませんが、信用があるにこしたことはないので無理な借り入れや無計画なクレジットカード発行とローンを行うのは控えておきましょう。
審査において重要なのはこれまでの借り入れ額
クレジットカードの審査において一番重要視されるのは今までの借り入れ件数と金額です。本来クレジットカードは毎月の安定した収入が望める人で多額の借金を抱えていない人であればまず問題なく審査は通ります。審査が通らない原因で一番多いのは借り入れ件数と借金総額で、返済が完了していない状態でさらに新しいクレジットカードを発行しようとしている方や、借入件数は少ない物の取引している金額が極端に高い人は審査が通らないことが多いでしょう。借り入れの件数や金額は書類上に記載する自己申請が多いのですが、書類上で偽っても信用情報から調べることですぐに件数と金額を把握されるので意味がありませんし、書類詐称でさらに心証を悪くする結果となります。現時点で多額の借金がなくとも、過去に大きな借り入れがあった場合にも発行を見合わせるケースもあるので、その場合には別の会社で発行してもらうか信用情報が更新されて問題がないと判断される時期になるまで待つしかありません。
審査を無事通過すると、カードを持つことが出来ます。信用情報の詰まったクレジットカードですので、利用・所持には注意が必要です。